mayyuu2358のブログ

日々の教室をおもいつくままに書いています

秋を見つけたこと

 10月第一週の課題は「秋をみつけたこと」でした。

とはいえ、まだまだお昼は暑さが残っています。やはり、みんなの反応は「え~、」

でした。

でも、それでも変わってきたことはあるはず! 見えるもの、聞こえるもの、感じるものを順にあげていきました。

どんぐりがあった。レストランのメニューバーが秋バージョンだった。

セミがないてない。かわりにうるさい、何だか知らない虫がリーリー言ってる。

朝、ちょっと寒いな。塾の帰り、あたりが暗い。そうだ!はっぱが秋のにおいだ。

え?夏とにおいちがう? うん、なんか落ちつくにおい。なんだろう。

赤とんぼがさ、校庭でめっちゃ飛んでた。500ぴきくらい。

それ、ちょっと多すぎでしょ。いや、一階から三階までいっぱいだったもん。

ある、ある。気づいたらみんな、競争で出してきた。

たしかに今年は、いつまでも暑いです。季節がなくなってしまうのではないかと思うくらいです。

でも、やはり自然は確実にかわっていきます。

このごろの子供たちはいそがしくって、そんな変化に気づいていないかもと思いましたが、ちゃんと見て、聞いて、感じていました。

じゃあ、みんなの秋を文にしようよと、公園でひろったさくら、かき、とちの落ち葉のうち、好きなものを選んでもらいました。そして、それを描写してもらいました。

かたち、いろ、おおきさ、とくちょう、そして、その後で作文に移ります。

持って帰っていい?はっぱ。というのは、低学年の女の子。

いらないよ~。と男子。

それぞれ見つけた秋をていねいに作文に書いていきました。

みんなが帰るともう、すっかり暗くなっていました。そうなんだ。秋だから。

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赤ずきんちゃんのお話

今週の中学生クラスは昔話から「赤ずきんちゃん」の話を取り上げてみました。気になっていたお話の一つです。

 

かわいい女の子のお話ですが、この話は実はとても切り込みどころが

あります。あまりにも簡単にだまされる赤ずきんちゃんに同情を持てなかったという、記憶があります。さらに、オオカミがおなかを切られるところ、なんとなく、あわれに思っておりました。この最後の部分は

あとからつけたものだそうですが……。

            参考(文章力入門:宮川俊彦

素直で、疑いを知らない「赤ずきんちゃん」は森で出会ったオオカミに

聞かれるままに、なんでも答えてしまいます。どこに行くのか、何をもっていくのか、どうしてそこに行くのか、などなど、全部です。

その結果、

オオカミは先回りしておばあちゃんを食べてしまい、おばあちゃんになりすまして「赤ずきんちゃん」を待ちます。もちろん、赤ずきんちゃんも食べるために。

 

この会話は、このお話のポイント、とても有名なところですよね。

「おばあちゃん、どうしてそんなに大きな目なの?」

「お前をよくみるためだよ。」

「おばあちゃん、どうしてそんなに大きな耳なの?」

「お前の声をよく聞くためだよ。」

「おばあちゃん、どうしてそんなにおおきな口なの?」

「お前をたべるためさ!」

ここで、赤ずきんちゃんはおかしいと思いながら(多分)も、深く聞かずに

すぐ次の質問に入ってしまいます。ここでしっかり、追求すれば

おばあちゃんではないとわかるかもしれません。

 

「ねえ、君、何が好き?」「バナナ」「ふーん」

「これ、何?」「シャーペン」「ふーん」

「夏休み、どうだった?」「ふつう」「ふーん」

これでおしまいと

いうのに似ています。どうして?なぜ?どこが?と聞けば、もっともっと色々な全体が見えてくるはずです。会話って相手を知ることにもなるのではないでしょうか。

それで。

 

みんなにここで問題を出しました。

 

赤ずきんちゃんが家からおばあちゃんちに行くまでをあなたの人生と思ってみる。

無知そのものの赤ずきんは、きみかもしれない。

オオカミは人生で現れる敵。どうしたら逃げられるか。

 

正直であることはいつの場合も正しいのか。

聞かれるままに情報を話してしまう危険さ。

情報を深く調べずにすぐ、信じてしまう危険。

特に最近ではSNSで流される情報は疑ってみて、ちょうどいい。

 

ほら、すぐsiriに聞いたり、ググっておしまいってあぶない、あぶない。

 

今回、みんなは「むずかしい~~!」「今までで一番!」

と言って考え込んでいました。

 

「生きていくには正直だけでは、ダメ!時には悪知恵をだそう」

「オオカミは賢いのであって、全然悪くない」

「ぼくは、いつもテストのまちがいを追求しない!やりっぱなし。赤ずきんだ~」

「敵をしろう!ライバルの弱みをみつけるぞ」

などと過激な意見、反省意見も出てきました。

流されるままに過ごしがちな毎日ですが、昔話は、かわらない人間の姿を写し、警告します。

じっくり、読んで「あー、面白かったあ」から「なんでだろう」「ここが変じゃない?」

に行きたいと思います。

 

 

 

二学期がきました

9月になってすぐの教室です。学校が始まっています。

決まり切った質問ですが、それぞれみんなに聞いてみました。

 

「どう?学校始まったね~。」「友達いるから楽しいでしょ。」

「うん、まあ」「もうちょっと夏休みあったらよかったけどね~。」

 

世間で取りざたされているような、危険な九月の始まりはとりあえず

なかったようです。ちゃんと、世の中に適応しているみんなです。

 

「夏の終わりだから、夏休みの一日を書こうよ。一日全部じゃないよ。

一日のほんの一部。いつものように、一番これ!というところ、一押しの見せ場を書いてくださいね。」

小学生は、公園での花火の光、プールの大波でひっくりかえったこと、

かき氷で、頭が痛くなったこと、おばあちゃんと対面した時、ほんの一瞬の輝きを書きました。

中学受験のこどもたちになると、これが、休みの朝の幸せ、塾の休みの宿題の山の失望、なんてことで、暑い夏でもちがいます。

 

中学生になると「夏休みったってね、小学生みたいに楽しいってことないんだよ。べつにさ。」なんて斜に構えるようになります。

家族より友達との部活、一人で留守をしたときの解放感、宿題の感想文への恨み、など視点が変わってきます。

私の夏休み、これ以上寝たらおかしいよというくらい、ひっくり返って寝ていました。

ともかく、夏が行き、秋が近づいています。雲は鱗型になり、草むらでは虫が鳴き、もうツバメはとっくに旅立ったようです。

 

もう、行くの?夏

暑いのをどうにかやりすごすためにしたこと・

朝5時前にはわんこと散歩にでかける。

帰ったら寝てしまう。

家から出ない。

やっとのことで、仕事の準備にかかる。

ベランダの焼ける様な熱気に「いい加減にしろ!」と言ってみる。

全身全霊で戦った今年の夏。

それが、きのうから朝が寒い。嘘のように……

もう、行くの? 夏……

もうじき、蒸発しそう!

この夏は冷夏ですよ~という予想でしたよね。

「そうだよね。だって去年暑すぎたからね~」

え?ヨーロッパ、炎暑だって、大変ね」

 

と余裕だった7月のおわりまでは。

梅雨明け、つづく台風の後状況は一変です。

暑い! 朝6時には東の空に真っ赤な太陽があがっていきます。うらめしい……

夏・おもいつくことをテーマにしました。

夏休み、そうめん、せみ、冷やし中華、かき氷、花火 こどもにとっては楽しい夏なんですね。

もう、宿題も7月の終わりにはすんでしまったという子がほとんどです。

暑い夏・このごろは避暑をする場所も日本にはありませんね。どこも暑い。

汗をふきだして、教室にかけこんでくるみんな、お水はしっかり飲んでね。

もう、一週間で教室もお休み。

しっかり休みましょう! どこに行きますか。

塾の夏期講習だなんてちょっと悲しいよ。

 

 

 

夏、本番ですね

梅雨明け宣言、まだかなと思わせる様な陽射しになりました。

我が家は小さい専用庭に植木が20ほど並んでいます。

その植木に蝶やコガネムシ、かなへびなんかがやってきます。

もちろん、もう蝉もやってきてネコの餌食になりました。これは歓迎しませんが野生の目覚めも大切なので、ネコ、がんばったね!と褒めております。

夏ですが、今週の課題は読解に「雪女」をえらびました。

夏は怪談。民話を基にラフカデイオハーンの書いた「雪女」

山の中で吹雪にあった二人の樵のうち、若い巳之吉は雪女を見たことを秘密にするということで助けられます。

「秘密」「約束」物語にはいつもでますが、必ず破られることになりますね。なぜ、秘密は保てないのでしょう。わかっていても人はなぜ、秘密に惹かれるのでしょうか。

お雪と夫婦になった巳之吉は、思わず昔の約束を破ってお雪に秘密を話してしまいます。とたんに形相の変わるお雪。そしてけむりとなって消えていきます。

永遠に年をとらないお雪は人間との生活をし続けることが幸せでしょうか。巳之吉がいつか話してしまうことを彼女は待っていたのではないのか。

そして、消えることで巳之吉のお雪への思い出は永遠になったのではないのか。

これは、「愛」の話?「お化けの話」ということで盛り上がりました。

夫婦の信頼があったから話したんだ、これは愛という意見。

何百年も生きる妖怪の暇つぶしという冷めた意見。

お雪は何人の男と結婚したんだろうという人。

想像は果てしなく、それぞれの解釈もお互いの気づきもあって活気のあるクラスになりました。

切ないなあ、この話と最後に私は思ったことでした。